気持ちだけはあるんだ、気持ちだけ

今日感じたことがある。

信じたくないけど…やっぱそうだよね…?

あれ、これ、また太った…?また…さらに…?

薄々感じてはいたんだ、本当に。

お風呂の鏡に映る自分は、明らかにお肉の質量が増えていた。
お気に入りのパンツがよく食い込むようになった。
階段を上がるだけで乱れる呼吸、滲み出る汗。
腕時計の形に跡がくっきりついた手首。
何をしてなくても二重になった顎。

太った。またひとつ、私は太った。

コロナだ自粛だと言っていたのはもう随分前のような気がするのに、私はいつまでセルフ自粛を続けるのだろう。
「自粛中の楽しみだから」を言い訳に、どれだけのご飯と甘味を食べてきただろう。

みんな前と同じような生活に戻ってきているのに…

私はまだ、自粛の世界に取り残されている。

太ったと感じ始めたのは今日になってからじゃない。
もちろんもっと前から気がついていた。
だから気持ちはダイエットしているつもりだった。

2日に一回のチートデイも、
和菓子は洋菓子よりもカロリーが低いから食べていいルールも、
食べないと逆に太るという言い伝えも、
ダイエットをしている自分へのご褒美だった。

気持ちはきちんとあったんだ。
通勤は地下鉄だけじゃなく、途中で降りて3駅ほど自転車を乗るようにしたし(雨の日は濡れたくないから地下鉄だけだけど)
ご飯の量を減らすようにした(空腹でちょっとつまむことは多かったが)

痩せたい。

食べたい。

痩せたい痩せたい。

食べたい食べたい食べたい。

結局「食べたい」が勝ってしまう。

何度これを繰り返したらいいのだろう。一度も成功した試しはない。気持ちはこんなにあるのに。ほぼ毎日痩せたいコールをしている。

でも悲しいかな、何度言っただろう
「今日はチートデイだから」

こんなに魅力的な言葉はないと日々思っている。チートデイを言い訳にすべ得て許されるのだ。

気持ちで負ける、気持ちはあるのに気持ちで負ける。
悲しいくらい太っているのに、誘惑に負けないくらいの根性は太く強くならないようだ。

明日からまたダイエット頑張ろう。